心のコンパスに従って

ある天文学者は言いました。

「気をつけろシンドバッド!この先は危険じゃ!いかなる時も心のコンパスに従うのじゃ!」
結果シンドバッドは「宝物は友達」ということに気付きました。

よかったですね。

あるフルート奏者は言いました。
「楽譜が汚くて読めなかったので、心のコンパスに従った結果、音を間違えました。」
楽譜にたくさんの文字が書かれすぎて楽譜が読めなくなっていたのです。フルート奏者は「楽譜をキレイにしよう」ということに気がつきました。
その後、フルート奏者はオーボエ奏者になり、楽譜も真っ黒なものからシンプルなものへ変化しました。

その一例をご紹介。

これは先生から「小節線をまたぐように」とご指導いただいたときの書き込みです。シンプルかつわかりやすい。

ピッチ(音程)に注意!という意味です。小鳥に「ピ」といわせることで、音程調節しづらいという暗い気持ちを明るくするという意味が隠れている…はずです。

トレーナーの先生に「終わりを明るく」とご指導いただいたときの書き込みです。シンプルな絵ですが、明るい雰囲気になるしかない!と思える、まさにシンプル中のシンプル。

先生が「こんな感じ」とおっしゃいながら体で表現なさったことをそのまま書き込みました。言葉では表せないニュアンスが伝わってくる、究極の表記です。

普段無理に言葉や文字で伝えようとしているあなた。実はモノを伝える手段ってそれだけではないのです。奏者が音で気持ちを飛ばすように、絵や表現でも気持ちや伝えたいことは伝わるのです。
たまには難しい言葉などを使うのはやめて、自然体でコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?

↓コミュニケーションにつかう手段は音楽とお酒!の管弦楽団の仲のよさを感じられる演奏会↓
東京経済大学管弦楽団 第50回記念演奏会 】
  場所: 八王子市民会館 大ホール(入場無料・全席自由)
  日時: 2010年12月18日(土) 17:30 開場 18:00 開演
  曲目: ブルックナー / 交響曲第4番 変ホ長調 『ロマンティック』
       チャイコフスキー / 幻想序曲『ロメオとジュリエット』
       ワーグナー / 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲


明日は合奏です!
心のコンパスに完璧に従うことがないように、シンプルな表記いっぱいの楽譜と練習成果を支えに合奏に望みたいと思います。

(07年度入学 Ob なえ)